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経営者なら最低限知っておきたいP/L・B/Sの見かた

自分の会社の損益計算書に貸借対照表をみて内容が分かりますか?

「解らない、読み方が分からない」と思った方に損益計算書と貸借対照表の最低限知っておきたい基礎知識を解説いたします。

損益計算書と貸借対照表って何?

損益計算書はProfit and Loss statementと言いよくPLと略されます。
貸借対照表はBalance Seatと言いよくBSと略されます。

PLは会社の一定期間の会社の成績を表すもので所謂会社の通信簿です。

BSは会社の財政状態を表すもので会社がどの位の大きさで健康か不健康かがわかります所謂会社の健康診断書のようなものです。

PLは会社の通信簿、BSは会社の健康診断書

損益計算書はここを見る!

売上 1,000 会社の本業の収入が分かる
売上原価 ▲500 売上を上げるための直接的な費用(材料の仕入れ等)
売上総利益 500 別名:粗利益、商品やサービスの儲け力が分かる
販売費及び一般管理費 ▲100 会社の運営等にかかった経費(人件費や地代家賃等)
営業利益 400 本業で獲得した利益、会社の営業力が分かる
営業外収益・費用 ▲50 本業以外の収益や費用(資産の売却損益や借入利息等)
経常利益 350 通常の活動で得られる利益、正常な状態での稼ぐ力が分かる
特別利益・損失 150 普段の営業活動では出てこない特別な利益や損失
税引前純利益 500 会社が最終的に獲得した利益が分かる

 

PLはこのようなひな形からできていますが、黄色のマーカーがされている4種類の利益の意味を理解することが大事です。

  • 売上総利益をみて自社の商品・サービスの付加価値がどの程度利益として反映されているのかを見る。
  • 営業利益をみて本業で利益が出せているのかを見て、ここで赤字であれば経費の見直しをする。
  • 経常利益をみて会社の通常の活動の中でどれだけ利益が出せているかを見る。
  • 純利益をみて最終的な利益がしっかり残せているのかを見る。

実際のPLを見ると細かく内容が分かれており難しく感じるかもしれませんがまずこの4つの利益を探してみることが重要です。

銀行等の金融機関は営業利益と経常利益を重要視すると言われています

貸借対照表はここを見る!

資産
100
負債
60
純資産
40

BSは大きく分けて3つに構成されています。

  • 資産…現預金や売掛金などの債権、車・建物など会社が所有する財産が載っている項目と考えてください。
  • 負債…買掛金などの債務、銀行の借入など将来返済しなければいけないものが載っている項目と考えてください。
  • 純資産…資産から負債を差し引いた残り、会社設立時に払い込んだ資本金とこれまで積上げたの会社の利益もしくは損失を加味したもので会社の財力が分かります。

BSを見るポイントは、まず純資産を確認することが重要です。

純資産がプラスになっている=これまでしっかり利益を出してる会社としてその会社は健全であると判断することができます。

逆に純資産がマイナスになっている会社は債務超過と呼ばれる状態で会社の持つ資産より負債のほうが大きくなってしまっており財政状態が悪い会社として金融機関の評価が著しく悪くなります。

まとめ

PLとBSについてざっくりと理解できたでしょうか?

PLもBSももう少し詳しく学んでいくとより強力な武器になりますが
まずは、PLは4つの利益を理解する、BSは純資産を確認する、最低限このポイントを押さえておくことが重要になります。

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