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ざっくり知りたい「働き方改革」の概要解説!

  • 働き方改革が打ち出された背景
    少子高齢化による労働力の低下・労働生産性の低下

    育児や介護など働く方のニーズの多様化
  • 背景から見える課題
    労働人口を増加させる

    労働生産性を向上させる
    労働環境を改善させる
  • 課題を解決するために働き方改革を検討
    高齢者の継続・再雇用

    同一労働同一賃金
    労働基準法の改正

働き方改革の目的とは?

日本社会の変化や労働環境の変化などによって浮き彫りにされてきた問題にこれまでの日本的な働き方ではその問題は深刻になるばかりであるとしてそれ解決するためにこの働き方改革が打ち出されました。

ここでいう日本社会の変化や労働環境の変化とは

  • 少子高齢化に伴う人口の減少、労働生産性の減少
  • 育児や介護の両立、女性の社会進出など働く方のニーズの多様化 等

これらの社会や環境の変化から日本の労働には、労働環境を改善させる、労働人口を増やす等多くの課題が出てきました。
その課題を解決しなければいけないとして「働き方改革」というものが打ち出されました。

働き方改革はこのような課題を解決することを目的としてもっと柔軟な働き方のできる多様な社会を築いて一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにする。

そのために働く人の視点で労働制度を見直して企業文化・風土を含めて変えていこうという政策となっています。

[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="bman1.png" name="先生"]働き方を見直すことで日本社会の課題を解決しようという事だね
働き方改革が打ち出されることとなった背景をもう少し詳しく確認してみよう[/speech_bubble]

働き方改革が打ち出された日本の背景と課題

背景1:少子高齢化に伴う人口の減少、労働力の減少

内閣府が公表している日本の年代別人口推計を確認してみましょう。

この表を見ると2055年頃には、日本の人口は1億人を割るという推計されています。
さらに60歳以上の人口が日本全体の44%つまり日本の人口の5人に2人以上は60歳以上の方になるという推計がされています。

さらに生産年齢人口(労働力となる人口15歳から64歳)を確認してみると、2020年では7,386万人の労働力があったのが2055年には5,028万人と2,000万人強の労働力が日本から無くなることを示しています。

このまま推移していくと日本の生産性の低下、国力の低下が避けられないといった背景だあります。

背景2:働き手のニーズの多様化

次に共働き等世帯数の推移について内閣府のデータを確認してみましょう。

女性の社会進出や日本の労働環境の不安定さなどの理由により日本の共働き世帯は右肩上がりで上昇を続けており、今までの男性は外、女は内という古くからの昭和的な働き方が崩れ始め働き方のニーズが多様化していっているという背景が存在します。

これらの背景から見えてくる課題

  • 労働人口を増加させる
    少子高齢化社会による労働人口の減少をどうやって改善するか。
  • 労働生産性の向上させる
    労働人口の絶対数が減少するので一人当たりの生産性を向上させなければ衰退する一方である。
  • 長時間労働・雇用形態の格差など労働環境の改善
    日本の昔からの労働に対する文化や風土といったものを改善して働きやすい環境を整備する。

働き方改革の取り組み

これらの課題を解決するために「働き方改革」として政府はこのような解決策を提案しています。

労働生産性の向上のための解決策

「正規」「非正規」の格差を無くす

正規と非正規の2つの働き方による待遇の格差は、正当な待遇がされていないという気持ちを「非正規」の労働者に起こさせ、頑張ろうという意欲をなくす。
正規と非正規との処遇格差を埋めていけば、自分の能力が評価されているという納得感が生まれ労働のモチベーションが向上して労働生産性が向上する。

正規と非正規の格差をなくす具体的な取組みとして以下のものを挙げています。

同一労働同一賃金

これは正規非正規という雇用形態に関係なく労働で同じ価値を生む人には同じ処遇をすべきであるとした考え方です。

基本給や昇給、ボーナス、各種手当などの賃金のみならず、教育訓練や福利厚生の待遇を均等・均衡にしなければならないとして法律の整備も併せて行っていく取り組みです。

賃金の向上

年率3%程度を目安として賃金を引き上げていく(ベースアップ)
賃金が上がることで労働者が積極的に消費を行うようになり経済の好循環を生む。

賃金向上の具体的な取り組みとして以下のものを挙げています。

生産性向上など賃上げしやすい環境の整備

賃上げに積極的な事業者に税額控除を拡充させる。
生産性向上を資する人事評価制度や賃金制度を整備した事業者への助成制度を創設する等
労働者の賃上げや労働生産性の向上に積極的に取り組みを行っている企業を優遇する取組みです。

労働環境改善の為の解決策

罰則付き時間外労働の上限規制など

日本は欧州諸国と比べると労働時間が長くこの20年間フルタイム労働者の労働時間が横ばいであり、介護や子育てと仕事の両立など多様な働き方のニーズを満たすには長時間労働を是正しなければなりません。

かつて日本にあり今も企業文化に残っている「モーレツ社員」という考え方事態が否定される日本にしていく事でワークライフバランスを整えてし女性や高齢者も働きやすい社会にして労働力を確保しようとするものです。

具体的な取り組みとして以下のものを挙げています。

労働基準法の法改正

36協定で時間外労働の上限は決められていますが罰則等の強制力がなく、労使間が特別条項を設けることでその上限なく時間外労働が可能になっている状態です。

そこで罰則による強制力を持たせて労使間の合意で特別条項を設けた場合でも上回ることができない上限を設定するという現行の公示を厳しいものにするという取り組みです。

労働人口増加ための解決策

高齢者の就業促進

日本は少子高齢化が進んでおり、労働人口は減少し続けています。
そこですでに定年退職した65歳以上の高齢者を継続雇用する、再雇用することで労働人口を増加させ経済を成長させるという取組みです。

 

外国人人材の受け入れ

グローバル競争では、高度な技術や知識を持った外国人人材を受け入れて日本の生産性を向上させるとともに労働力を確保するという取組みです。

このほかにも様々な取り組みを検討しており詳しく確認したい方は、以下に内閣府の「働き方改革実行計画」のリンクを張っておきますのでご覧ください。
内閣府:「働き方改革実行計画」

このように働き方という面で様々な改革を行って日本の労働人口や生産性、労働環境といった課題を改善していくという事がこの働き方改革の概要となっています。

まとめ

  • 働き方改革が出されるに至った日本の背景
  • その背景に存在する日本のこれからの課題
  • その課題を解決するために様々な改革を行っていくのが働き方改革

 

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